2012年1月5日木曜日

分析

コンテンツ系のwebサービスの運営というのは本当に難しいと思う。お金がないと
なおのこと難しい。それを踏まえて今開発中のコミュサイトも失敗に終わる公算が非常に高いと思っている。

今回このJapanMangaというサービスについて思ったことを残して置きたいと思う。
http://jpmanga.jp/

Japanmangaを知ったのは12月頭くらいの某社社長の講演会でたまたまJapanmangaの
代表含む二人に会って話した時。なんでも二人とも東大生らしい。

このサービスでは翻訳料7800円払えば他の言語1つに翻訳してiphoneで配信してくれるようだ。有料配信した場合作者の取り分は35%-50%。

で、このサービス10月半ばから完全に頓挫しているっぽい。2011年7月から有料配信するとかいてあるが実際には行われていない。2011年10月から新しい作品が配信されていない。
2011年内に100本以上の作品を配信予定だったらしいけど未だ20本以下。

http://www.venturenow.jp/news/2011/08/24/2205_014002.html

なぜか代表が10月あたりで変わっている。サービス公式twitterも10月から停止している。
以上により完全に頓挫したと考えられる。

このサービス何がいけないのか?
サイトを見るとかなりデザインもしっかりしていてしっかりしている。配信先のiphoneアプリもデザイン機能ともにかなりしっかり作られている。どの作品もページ数少ないのに
ダウンロードしながら閲覧できるという無駄に高機能。デザインもいいと思う。
twitterやfacebookでもかなりフォローされているし様々な情報サイトが記事にしていて
露出も少なくない。さらに東京都もいろんな形で支援していたようだ。
ビジネスコンテンツ的なものでも入賞したりどこかの団体が支援しているようで
周りからもビジネスとしてお墨付きをもらっていたようだ。

つまり我々より確実に有利な状況にあったと思う。なのに頓挫した。
なぜか。

おそらく一番の理由はコンテンツが集まらなかったという事だと思う。
いくつかコンテンツが集まらない理由を書き出してみた。

1. 実際に課金販売をやっていないっぽい
2. 無料配信するにしても翻訳料7800円取られる(クリエーターは何のために配信するのかすごく謎)
3. 配信してもダウンロード数がわかるようなコンソール画面が用意されていないっぽい
4. 仮に有料配信できたとしてもクリエーターの取り分が低すぎる

こんなところかな。当然これらは我々のサービスでは解決する。
まあたぶん、これらを解決しただけじゃあダメなんだろう。
必要条件

なにか最近ステマが流行りみたいだからそういうこともやった方がいいのかも。
てかやる。 申し訳ないけどやる。

2 件のコメント:

  1. JapanMangaは成人向けと二次創作がNGの時点で意味不明ですね。
    そんな制約ありきでコンテンツを募集するのがそもそも無謀かと。
    同人誌ほとんどNGじゃないですかーやだーって感じです。
    始まる前から頓挫してますね。

    ノベリア(仮)に関して言えば、
    既存作品をどれだけ簡単に紫電にぶち込めて、
    どれだけ多くの人にやってもらえる可能性があるか、
    ってことが結構重要なんじゃないかと。
    スマホ配信のサポートは必須だと個人的には思いますね。

    「コンテンツを集めないことにはどうしようもない」というのはその通りだと思うので、
    「クリエイターが垣根を感じないようにする」ってことを意識するのが重要なんじゃないかと思っとります。

    手軽でメリットがなければ好き好んで新参サービスに乗り込もうなどとは思わないでしょうから。

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  2. >「クリエイターが垣根を感じないようにする」
    あとは露出かなと、だれかがSideSheepBrowserスレでも言ってましたが。存在を知ってもらわないことには。。。その点Japanmangaはよくやったと思うんですよね。

    なんにしろリソースは限定されてますのでよく考える必要があります。

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